平屋住宅と間取り

ツーリングが趣味の人で、ガレージと一体になった住まいを新築したい場合は、平屋住宅も選択肢に入れると良いでしょう。
ガレージと一体になっている一戸建てを新築するには、建売分譲タイプではなく注文住宅のほうが心強いです。建築実例が豊富な工務店が心強いですが、できれば自分が希望する住まいと似たような建築実例があると、長所と短所の両方を比較検討できます。
ガレージと一体になった住まいは、二種類に分けて考えると良いでしょう。ひとつは趣味の部屋を設計した間取りです。書斎やコレクションルームも該当します。
もうひとつがバリアフリー対策の間取りです。ガレージと一体になっている住まいは、住まいからマイカーやタクシーへの乗り降りができるので、高齢者世代の両親の転倒予防にも効果的だからです。雨の日の乗り降りにも役立ちます。台風などの荒れ模様の天気の日に、どうしても出かけなければならないときに、雨に濡れたり風であおられたりしないで済みます。
平屋住宅は敷地面積との容積率から、二階建てよりもコンパクトに仕上がる傾向にあります。住まいの隅々まで目が行き届きますので、防犯性も高くなります。平屋住宅でガレージと一体に設計した間取りなら、床の耐久性能にも注目しましょう。マイカーの重量にも耐えられる床に施工するのは、ガレージに限定すれば容易です。外構としてコンクリート舗装に施工すれば実現します。
住まいとガレージを一体にする場合は、建物全体の基礎を強固に設計し、ガレージに納車したときに建物に傾きが発生しないように施工する必要が出てきます。ガレージと一体になっている注文住宅は、建物全体の基礎が強い仕上がりになります。平屋住宅は建物としては屋根の重量だけ計算して耐久性を備えれば良いので、一階の間取りの自由度が幅広いのも特徴です。木材や集成材の壁材で仕切るだけでなく、ガラス材を活用して見通しの良いスタイルに壁を施工しやすいからです。ガラスの面積の多い壁は、強度計算が難しくなりがちで、ガラスそのものの面積を縮小せざるをえない場合が多いのですが、平屋住宅ならば自由度の高さでカバーできます。
注文住宅は設計士と施工業者との連携も重要ポイントです。部屋の利用目的を伝えたうえで、理解してもらい設計してもらうほうが、安全性の高い仕上がりになりますので、まずは遠慮なく自分の趣味の話題もしてみましょう。同じような趣味の人の住まいを施工したとこのある業者と知り合える可能性も出てきます。
注文住宅の平屋住宅は、趣味を満喫できる間取りに設計してもらいましょう。